3/12/2007

スコーネの森

とあるいい天気の日曜日の昼さがり、
家でウダウダしていたら突然友だちから電話がかかってきた。

「いい天気だから森に行かない?」とのお誘い。

森・・・どこの森なんだろう、どっか近所の大きい公園(それでもけっこう木が茂ってるから。)かな、と思いながら、「オッケ~」と言って待つこと30分。

友だちは車で現われた。しかもなぜかBMW。しかも既に人が3人も乗っている。男子もいる。

その女友だちと2人で適当にそのへんの公園を歩くんだと思ってたので、スッピン、部屋着のスヌーピーのトレーナー、その日の夜に洗濯予定だった小汚いズボンという出で立ちの私・・・恥。

いや、男子がいるからってキメるってタイプの人間でもないですけど、やはりそこらの公園で適当にフラフラするのと、なんか本格的ピクニックみたいなんじゃ心構えもちがうわけでして・・・。女子の皆様はこの複雑な心境、わかっていただけますでしょうか・・・。

玄関開けた瞬間、(うっ・・・なんかしくじったぜ!!!)という思いに襲われるが、それからちゃんとするわけにもいかないので、そのまま車に乗り込む。いや~、こういうこともあるので、日ごろからこぎれいにしとかないといけないのですね・・・教訓。

一応そこに来ていた2人は顔見知りだったんだけどね・・・。あ~あ。

ま、気を取り直して、車で20分ほど行くともう森に到着。いやはや、名前もなにもサッパリ覚えてないんですけど、ナショナルパークであるらしい。

歩く用のサインが木々についているので、それに沿って歩き始める。

人はだーーれもいなくて、自分たちの話し声の他は鳥の鳴き声と水のせせらぎだけ。

こういうことに幸せを感じるんだよね~、ほんと。

普通の公園を想像していたので、意外と本格的なところだったことにビックリ。防寒も適当だし、靴も薄っぺらいスニーカーできてしまったことをちょっと後悔・・・。

しかしスウェ人、前も書いたことがありますが、ウンザリするほど詳細な情報を求めてきます。歩きながら、千葉から東京までのマイルとか、ひらがなの数、カタカナの数、漢字の数、東京の面積、北海道から沖縄の長さエトセトラエトセトラ。無知な私もいけないけど、全然集中して自然を楽しめないっつーーーーーの!!!!泣 しかも「マイルで答えて」って言われても・・・わかんないし!!

あー、あれは困った困った・・・。

スウェ人は一般的に数字とか統計とかそういうのを知りたがる人が多いと思います・・・。

あ、今さらですけど、今回の写真はとにかく森の中での写真です。

木に張り付いたコケ、まるで人の顔みたいじゃない?!目と鼻と口。ちょっとコワヒ・・・?

そして、感動的事実!

「(スコーネ(スウェーデン南部の地方)は好きだけど、湖がないのが残念なんだよな~・・・)」と常日頃思っていたのですが、湖があった!!

これはうれしいですよ、奥さん。

”湖のほとりでのひととき”が、上のほうに行かなくても楽しめるわけです。

よかったよかった。

この、水の動きがなくて静かなかんじが、海とか川にないよさ。もちろん海も川も好きですけど!

まだほんのり雪が残る森、かなりリラックス&リフレッシュできました。

2時間くらい歩き回ってもどってきて、それで帰るのかと思ったら、なんとご飯まで用意されていた!

なんか小さい小屋があって、そこで自由にグリルできるんだけど、ケバブ肉と野菜とポテトサラダとコーヒー完備!なんて気が利いているんだ・・・。

というわけで、2007年初のグリルの幕開けです。

これから明るく、暖かくなったらこれでもかとばかりにグリルだろうな・・・。

寒いけど、自然の中でのご飯はいつだって美味すぃー。

その日曜日の午前にちょうどスコーンを焼いていたのを何個か持ってきていたのでみんなで食べる。いやー、タイミングよかったよ。えがったえがった。

いやー、やはり、ちょっと最初は面倒に感じても、時々自然の中に出て行くというのは人間必要なんだと思う。

あの、独特の森の空気のにおいは気分を落ち着かせてくれる!

それにしても、こんなに手軽に森にこれるならもっと来てればよかったな~。でも、車ないとけっこうキツイだろうけど・・・。

Inga kommentarer: