3/29/2007

潜入捜査官

最近毎日本当に天気もよく日も長く、サワヤカに生活しております。

冬の薄暗いときはほんと朝起きれなくて、このままじゃ日本に帰ったときに社会復帰できるか心配だったけど、ちゃんと日が昇れば起きれるらしい。よかった・・・って話を介護施設で働いているMさんに言ったら、「それ(日の出、日の入りで生活サイクルできること)って痴呆の人と同じだよ」って言われました。最近我ながら怪しいと思ってたんだけど、やはり始まっていたか・・・・焦。

ま、というわけで、どういうわけかわかんないですけど、いままでウワサには聞いていたものの一度も行ったことがなかった郊外の安いと評判のスーパーまで自転車飛ばしてきました。

駐車場にて。

どうやらこのライオンと鼻が上向いた気のいいヒマワリ(太陽?ただの花?不明。)というわけわかんないコンビがシンボルマークらしい。不思議ものにツッコミながらも萌えてしまう捜査官としてはハートを摑まれる。

書いてあるのは「ご来店ありがとう!またいらっしゃい!」ってかんじですね。

期待を高めながら入店。

たぶんあまり知ってる人いないと思うけど、日本でいうダイシン百貨店系の店だった。雑然としてるんだけどよく探すと掘り出し物もあるかもってかんじで、値段は確かに安そう。

”こんなに安い値段なら、みんな嬉しくなっちゃうのはあたりまえさ!”ってライオンが言ってる。

店内にちりばめられてるライオンと鼻が上向いた花。

スウェーデンのスーパーって日本のスーパーとちがって「今日は◎◎が安いですよー!」みたいな放送も音楽もたいしてかかってなくて(店によってはかすかにかかってる。)、けっこうシーンとしてるんだけど、ここはこれまたダイシンみたいにおじさんの声で「パッサポゥ!!(お手ごろ価格ってことかな?うまく訳せません・・・)今日は◎◎が安いよ!!!」って時々急に放送が入るので、ドキっとする。

スウェーデンにしてはかなり珍しいと思う。(でも私は無音のスーパーが好きっす・・・。自分のペースで淡々と必要なものだけ買い物できるから。)

ここの店の品揃えはすごかった。衣料品から食品から植物からDIY用品まで完備。

質はイマイチっぽいのが多いけど、値段は確かに安かった。でも、食品の値段に関してはオーベーとNETTOには負けるような・・・(もろ地元話ですいません。)

この店オリジナル商品はやはり安いんだけど、もれなく鼻が上向いた花マークがしつこいほどついてきます。

例えばこれ。

毒々しい色合いのジュースです。たぶん果汁はほとんど入ってないんじゃ・・・。

もれなく全部のフルーツに顔がかかれてます。上向きの鼻も。別にわざわざ書かなくても・・・と内心突っ込んでしまう。

「スウェーデンの質」って書いてあるけど・・・ほんとかよ!!!

結局、1時間以上店内をうろついたわりに、買ったものは製菓用の大きいチョコレートとコレクション用の歯ブラシのみ。

でも、新たなスーパーの潜入捜査っていつだって楽しいもんですね。

おわり

3/28/2007

プライベート折り紙教室

小学校での折り紙教室(3月15日のブログ参照)は後々の評判も好評らしく、うちの学校の先生にも「あれは良かったですね~」って報告がいってるらしい。

ただの紙を折って何かの形になるって、国や年代を超えて子供のココロをつかむのねっ。

こないだは道を歩いてたらその小学校で教えた男の子と、そのママらしき人が歩いてて、ママが「もしかしてあなたが折り紙教えてくれた人?息子が気にいちゃって家に飾ってるんですよ~」っていきなり言われてビビッた。(バナナ食べながら歩いているところだったし・・・恥。サルか!)

ということで、知り合いの子供がいる人のなかでも出張折り紙教室を数件頼まれ、こないだ行ってきました。あ、もちろん無給ですけどね。もれなくお茶とお菓子はついてきますね~ホクホク。

真下のブログの、4人弟がいるお姉ちゃんのところ。8歳の女の子、ミケーラちゃん。

やはり8歳児にはツルやジャンプするカエルは難しかったらしく、写真の犬、ネコ、あとはコップとかピアノとかハートが簡単でよかったみたい。

この犬、そのままひっくり返すとネコになるって優れものなのね。

そのお姉ちゃんが、自分で折って、顔を書いてプレゼントしてくれました☆

この独特な子供が描くならではのゆがみと動物の顔つきがほんと可愛くて、自宅のコルクボードのいちばん目に付くところに即貼り付けました。(もちろん犬がおもてで・・・ネコ派スマン。)

あー、何度見てもカワユイ。犬にはマユゲがあるけどネコにはなくて、でもヒゲがあって・・・とか、ちょっとしたところに差を出しているところも私はツボです。

もー、ミケーラと折り紙やってる間、下のボーイズ3人(いちばん下はまだ0歳だから寝たきり。)のちゃちゃがすごいのなんの!!!

叫ばれようがジュースこぼされようがわりこまれようが軽くあしらいつつ黙々と作業に没頭する彼女、将来男心をあますことなく把握したスーパーウーマンになりそう・・・。

8歳にしてすでに離乳食あげ、オムツ替え、泣いてる赤ちゃんあやし、両手に弟連れて外散歩、喧嘩仲裁などをやってのけます。脱帽っす!!ママもさぞかし助かっていることでしょう・・・。

今度は今私が通っている学校の先生たち(中年)に折り紙教室です。

あー、なに折ろう・・・。

学校では私が折り紙スペシャリストだと思われてて、「スウェーデンで折り紙の先生しながら生活できるんじゃない?」って言われることもあるけど(マジ。)、人生そう甘くありませーーーん!!

もしそんなことができた日にゃ、逆立ちでスケボーに乗りながら鼻から牛乳飲んで目から出すよ。

3/26/2007

さすがスウェーデン

友だちと、その子供を4人(全部男の子)を連れて、おもちゃ屋さんに行きました。

いやぁ~、すさまじかった!

0歳、2歳、4歳、6歳の男の子。

0歳の子はベビーカーで寝てたんだけど、後の3人は好き放題動き回る!

でも、向かう先はミニカーかレゴか恐竜グッズ。さすが男の子だなーと思った。

ちなみにここは5人兄弟で、一番上に8歳の唯一の女の子がいるんだけど、「とてもじゃないけどついていけないわっ!」と言って家で留守番。2年ごとに子供を産んでるのもすごいっす・・・。そしてこの家族、エレベーターなしのアパートの4階(アパートっていっても超広い。)に住んでて、ママはいつもこの5人を連れて、しかも買った食糧とかを持って上り下りしているわけ・・・。だからなのかわからないけど、5人も産んでるのに超スレンダーボディでしかも多忙なはずなのにいつもこんな一介の外国人に優しくしてくれる、大好きなママさんです。

夏の間約2ヶ月、この子供5人全部連れて、キプロス島でバカンスらしい。人間、子供がたくさんいようと不可能はないなと思ってしまう・・・。ものすごいバイタリティー・・・。

と、まあ話は戻りますが、このおもちゃ屋さんの中に、子供が自由に遊べるコーナーがあったんだけど、

そこに置いてあったおもちゃの車、

←VOLVO(ボルボ)。

スウェーデンの車です。

これはなかなかしっかりしたおもちゃで、高級感まである。

1台300円くらいのミニカーコーナーにもボルボボルボ・・・。

日本でトヨタとかニッサンのミニカーがあるようなもので、特に珍しくないんだろうけど、なんか新鮮でした。

2歳のヨナタン(英語風に読むとジョナサン)はまだ物欲が芽生えてないらしく、このコーナーで遊んでるだけ。

4歳と6歳のお兄ちゃんたちはすでにお小遣いをもらってるらしく、その中から買える物を買うことになってたんだけど、90SEKずつしかないのに、360SEKくらいのおもちゃを持ってきて「これ買うの!」って言うもんだから、諦めさせるの大変大変・・・。

結局60SEKの恐竜のパズルと20SEKのミニカーにおちついた。

ホッ。

この家族がキプロス行っちゃったら寂しくなるな~・・・悲。

キプロスに子守の旅にでも行くかな?!

3/25/2007

今日のこと。

今日(3月25日 日曜日)からサマータイムです!!!

日本との時差は8時間だったのが7時間になります。

昨日の夜までぜーんぜん知らなくて、友達とメッセでチャットしてたら友だちが「明日は1時間早く起きなきゃいけないことになるからもう寝る」って言ったことで知りました。おそ・・・。

というわけで、私も12時に寝たんですけどそれは1時に寝たと言うことになるわけです。

で、朝。

普通に起床。

雲ひとつない青空に、鳥の鳴き声。あぁ、サワヤカモーニング。

スウェーデンのアパートとか学生寮の多くは洗濯機共同です。で、予約制。今日は洗濯機を予約しているので、朝から洗濯に励む。

そして洗濯した後は掃除。この気候、仕事はかどるわー。

で、掃除と洗濯が終わったら無性にフライドポテトが買いたくなる。こんな気持ち、はじめて・・・(謎)。

というわけで、フライドポテトだけで買ったことないんだけど、今日は買うことを決意!(そんな大した決意はいらないのである。)

思い立ったが吉日(意味違うか・・・)。すぐに自転車で近所のアラブ屋(アラブ系の人がやっている、毎日朝9時から夜9時まで、年中無休でやってる優秀なお店です。小さな商店ってかんじの。)へ向かう。

「ポンフリットいっちょ、お願い。」(ポンフリット=フライドポテト)

そしてスーパーに行くのがめんどくさくて、牛乳と卵もアラブ屋で買う。

あまりに天気がいいもんで、近くの公園で食べることにする。

そこで咲き乱れる花を観賞しながらひたすらフライドポテトのみ食べる。

あぁ、美味しい。

そして花は美しい。

春だなぁ~~♪♪

ポムを食べたあと、鼻歌歌いながら自転車乗ってたら気づいた。

・・・・・卵割れてる・・・。

3つ買った卵が自転車の衝撃で全部割れてた・・・汗汗。

バラ売りのを紙袋に入れて買ってたので、なんとか紙袋をキープしながら家につく。

で、家に着いたら無性にホットケーキが食べたくなる。
ちょうどそこには割れた卵。

今作れといっているようなものではないか。

そこでホットケーキを作る。

割れた卵を全部無事ボールに移す。

日本にいるときは、ホットケーキといえばホットケーキミックスじゃないと美味しくできないと思ってたけど、普通に小麦粉とベーキングパウダーで美味しいのできるのね。

でも、うちの母ご用達のホテルニューオータニ・ホットケーキミックスはやっぱ美味しいけどね。

↑いい色~♪

最近、1週間に1回ホットケーキ5枚くらい一気に焼いて、それを4分の1に切って冷凍して小腹がすいたときに食べてます。

そして週に1回はご飯もまとめて炊いて、冷凍。

でも、やっぱり焼き立てを食さないとねってことで・・・・

焼きたてのホットケーキにハチミツとバターつけて食す。

ウマーーーーー。

ちなみに、今ホットケーキ食べながら書いてます。

よく考えたら、今日ってフライドポテトとホットケーキしか食べてないのね。

不健康!!

でも、牛乳と芋と卵と小麦粉と油と砂糖摂取したからいっか。(よくない?)

スウェーデンにはこういうホットケーキってないと思う。ベーキングパウダー入ってないバージョンのパンケーキはかなり有名だけど。

ベーキングパウダー入れて膨らんだほうが視覚的にも味わいもいいと思うんだけどなー。

別にベーキングパウダーって身体に悪いとかないでしょ。

今午後6時だけど依然として明るい。

そして庭で日光浴してるスウェ人ちらほら。

とうとう夏(春?)だなぁー!

というわけで、脈絡のないブログおわり。


追伸:今日は結局夜19~20時くらいまで外が微妙に明るかった・・・まだまだ夕方みたいな気分で作業してたらもう20時だった。なんか不思議な気分っていうか、調子狂うっていうか・・・。ちょっと前まで16時には真っ暗になってたことを考えると・・・極端すぎ!!

初ボーリング、そしてミミッちい話

これももう数週間前の出来事なんですけど・・・

スウェーデンに来て初のボーリングに行ってきました!

日本でも最後にやったのが記憶にないんだけど・・・たぶん2年前くらいか?!

とある土曜日の夜、友だちにボーリングに誘われた。

計画した子は、2レーンを2時間で借りて、10人ぐらい誘ってて、何人これるか分からないって言ってた。

待ち合わせた時間に行ったら、そこに来てたのは4人。

レジでまず友だちが代表してお金を払う。後で割りかん。

レジのお姉さん:「960クローナです」

・・・きゅっきゅっきゅっきゅうひゃくろくじゅう?!?!

耳を疑いました・・・・・・。

それって、日本円で約16000円。つまり、1レーン1時間4000円ってことになる。

日本での値段忘れたけど、まさかそんなにしないよね?!汗汗

このまま人数集まらなかったらどーなんの?!と、その場から逃げ出したい衝動に駆られる。(卑怯なやつ・・・)

と、平静を装いつつも内心アタフタしてたら、そこにゾロゾロと友人集合。

2人これなくて、全部で8人。あぁ・・・ひとまず安心。

靴を履き替えるのはここも同じ。棚に並んでる靴から選んで履き替える。

ボーリング場の中に入ってまだ仰天。

ここはサイバー空間か!!!!と激しくつっこみたくなりました。

どこのギャラクシーかと思ったよ、ほんと・・・。

青白い光に、怪しくゆらめくピン。レーンには光がびゅんびゅん流れている。

そしてミラーボール的なものまでまわっている。そしてノリノリミュージック。

なんか集中できなそ~~ 苦笑。

(まぁ、どこのボーリング場もこんなんだってわけじゃないと思います。)

で、日本みたいに座って順番を待てるスペースとかもない・・・。普通の椅子がちょっとだけあるけど、人数分はないので、常に誰かは立ってるかんじ。

ジュークボックス?あの、画面で好きな曲のプロモとか流せるやつもない。

日本のボーリング場のほうが色々な意味ですすんでるな。(娯楽に関して日本ってほんとすごいとおもう・・・。)

結局男4人女4人いたんだけど、なぜか男レーンと女レーンに分かれる。

そして2時間ひたすら球を転がす。

←うまいこと私のところだけ黒くなってるけどわざとじゃないです 笑。

みんなビール飲んだりポテト食べたりしてやってるから、私もビール1本買ったんだけど、それで50SEK(850円。めちゃ高いです・・・)

なんか、日本でやってるときはスコアかなり悪かったんだけど、なぜかこの時はけっこう好調だった!女の子グループでは1番だった♪エヘヘ~~

男女混合では4位。

ボーリング場は9時で閉まる。(早っ!)ま、3ゲームできたからよしとしよう・・・。

9時になったら、ゲームが途中だろうと、ボーリング場の人が「ハイハーイ、終わり終わり~」と来て、ギャラクシー空間からフツーのボーリング場に早変わり。

そのあと、みんなで割りかん。1人120SEK(2040円)。

それで解散かと思いきや、友だちの家に移動。そこでみんなでピザを取ることに。

1人50SEK(850円)。まあ、(ピザ1枚の値段にしては日本よりは安いか・・・。でもこれで1人分)

で、ワイワイとまた遅くまで遊んでました・・・。

で、その場はホイホイと払ってたけど、(そうするしかないでしょ・・・)あとで考えたら約4000円も使ってたのね 涙。

4000円なんて普通じゃんと思うと思うけど(思うだろうね・・・)、節約して15SEK(約250円)のファラッフェルでおなかを満たしているような身分にしてみれば大金です。

なんかすごく貧乏な人みたいだな・・・汗汗。いや、本当だから仕方ない。

付き合いってお金かかるよねー。でも誘ってもらえてありがたいけど!

ちなみに昨日も友だちにFika(お茶?)に誘われたから行ったら、オサレカフェで、ただのミネラルウォーター一杯で20SEK(約350円)、それにちょっとしたバゲットサンドイッチで40SEK(680円)・・・。お腹すいててもグッとこらえてあとで家で食べればいいんだろうけど、例えば昨日みたいに5人とかでお茶してて、4人が普通に食べてるのに1人で水だけとかっておかしいもんねェ~・・・。

まぁ、こういう突然の出費のために普段節約している意味があるんだろうね!と思うことにする。

やはり外食って高いなぁ~。スウェーデンには500円未満で外食できるようなスポットがほとんどないしな・・・。

日本の実家のそばにあった280円の讃岐うどん屋さんが懐かしいです。

安く、早く、美味しい。

パーフェクト!

3/22/2007

超直接的商品名(←中国語みたい。)

スーパーにていつものごとく隠し撮り。

←このシリーズは、スーパーオリジナルっていうか、なんていうかジャスコでいう”トップバリュー”製品みたいな、いわゆる他の製品よりも安めのシリーズ。

”HUND”=犬、”MAT”=ごはん

つまり、「犬ごはん」

そのまんまやんけーーーー!!!!

そしてその隣に目をやると・・・

”KATT”=猫・・・って、もう書かなくても分かるわな・・・。

「猫ごはん」です・・・。犬のイラストも猫のイラストも直接的です。

そしてまたその隣に目をやると・・・

これが何だか分かるかな??

”HUND”、犬の・・・”BAJS”(バイス)=う○ち、”PASAR”(ポーサル)=袋(の、複数形)

つまり「犬う○ち袋」。

もれなく犬のマークがついてきます。

う○ちはちゃんと取って袋に入れましょーー!

スウェーデンって、どんな小型犬だろうと、家の中でゼリーシーツにオシッコとかう○ちとかさせないのね・・・。外に連れて行ってさせる。衛生面からなのか、昔からの習慣なのかわからないけど。

というわけで、探せばペット用品専用の店とかどこかにはあるのかもしれないけど、ちょろっと見た範囲ではゼリーシーツは売ってないかんじ。

日本の実家のチワワボーイズなんて、オムツ(ゼリーシーツ)がなきゃ生きてけないっていうのに・・・。

まあ、具合悪いときとか天気がすごく荒れてるときとか1日外出しちゃうとかいう時に外に連れて行かなくても室内でやってくれるのはある意味楽だけど、シーツ代がけっこうかかるのと、どうしてもにおいとかしちゃうから、どっちもどっちなのかもしれません。

3/20/2007

ハーー・・・

今回のブログはちょっと重いので、気分悪くなるかもってかたは見ないでください・・・。

そして、かなり長いです・・・。注意!

なんか今、社会学の授業で、いつから女の子は人形、お姫様、ピンク、男の子はブルー、車、武器のおもちゃ等等・・・という観念ができあがったのか、そしてできあがるのか、みたいなことをやってて、8人ごとのグループになって子供を取り巻く環境、子供服屋、おもちゃ屋さんの広告を見て感じることなどなどを話し合ってるんだけど、

その中で子供向けのテレビの話になって、子供の頃なに見てたかとか、子供がいたら何見せたいかとか、そういう流れになって、他の7人のスウェ人(歳は20~25歳くらい)が、「ポケモンとかセーラームーンとか、絶対見せたくない。暴力的だから」とか言い初めて、そこにいたほかの人も、「同感~!ヘムスク!(最低!みたいなかんじ?)」とか言ってて、そしたら今度は別の人が、「ニンジャとかも超暴力的だよねー」とか言い初めて、

もう、そこにいた私は「(それ、全部日本のものなんですけどーーーー!!!)」って、肩身が狭いっていうか、なんていうか、穴があったら入りたいという、まさにそんなかんじでした・・・。

どうも彼らはニンジャは別として、セーラームーンとポケモンが日本のだって知らなかったらしい。悪気は全然なかったと・・・。後から日本のだってわかって、「(あっちゃー・・・)」って気まずい空気が流れた・・・。まあ、セーラームーンとポケモンまじめにみたことないけど、まあホノボノ系ではなさそうだってことくらいはわかるし、事実だからしょうがないんだろうね・・・。

あ、でも、スペインでドラえもん放送してるらしく、それを見たって子たちは、「あれはいいよねー!おもしろいし!」と誉めていた。

で、スウェーデンには日本のホラー映画もかなり入ってきていて、日本のはほんとに怖いから好きだって人もいるんだけど、やはり言われるのは「日本はホラー映画とか、戦いものの漫画(ドラゴンボールとからんまとかけっこう有名。)とか格闘系スポーツ(柔道、剣道、空手など、けっこう人気。)が有名だよね」ってこと。

なんか、「すごいとは思うけど、子供には悪影響だ」みたいなことけっこうハッキリ言われたよ・・・。まあ、私も「はい、そうですね」ってかんじだったけど。もちろん格闘系スポーツについては私はあまりよく知らないし、そこから子供が学ぶこともあるのかもしれないし、私は何もいえないけど。

児童ポルノのさきがけは日本だみたいに言われるのも聞いたことあるし。こっちにはロリを売りにしたアイドルとかもいないから、こっちのロリ系が好きな人は日本のアニメやグラビアに走るとも聞いた。

なんだかな~・・・

ってかんじです。

なんか、聞いてると日本が悪いものをまいているみたいではないかー!

ううう・・・反論できないけどなんか残念。

でもさー・・・、子供が同級生を刺したとか、そういうニュースがあった直後だけ、そういうシーンがある番組とか控えたって、またすぐ放送して、全然意味ないと思う。

さっきもYahoo!のニュース色々見てて、サトエリさんが映画「口裂け女」にでるとかのインタビューで、

Q:佐藤さんが人を刺すシーンが多かったですが、こういうシーンは初めてですか? 

>刺す演技は初めてでしたし、とにかくいっぱい刺してますよね~(笑)。刺すのって、意外と大変なんですよ。ナイフにも厚いのから薄いのまでいろいろあるんですよ。演技をしているときは、「自分強いぞー」みたいな気分でした(笑)。

・・・・・・なんか、読んでて、「・・・・・・・(脱力)」ってかんじ。しかも、なんでそんなオドロオドロしい文章に(笑)が入るのかほんと理解できない・・・。

で、その後には、「家族が家族を殺してしまったり、虐待してしまったり、弱者を……っていうケースがすごく多いので、切ないですよね。」
って答えてるけど・・・。なんか矛盾を感じる・・・。子供も大人も、こういう映画からかなりの影響を受けるんじゃないの・・・?

もちろん、これを書いてるのは、サトエリさんが嫌いとかそういうのは全くなくて、ただ、こんなに犯罪が多い世の中で、相変わらずそういう映画をどんどん作りつづける人たちの神経が本当に信じられないというだけです。このインタビューを例に出しちゃって申し訳ないけど。

児童ポルノとか、そういう子供を巻き込んだ犯罪が増えてるのに、相変わらずロリを売りにしたものが巷には溢れてるし。

結局、全部ただの金儲けでしかない。本当にそういう犯罪を減らしたいっていうのが全然伝わってこない・・・。

そういう矛盾を考えると、本当にドーーンと気分が暗くなる。

社会学の授業で観て感想書く映画の一つに「Lilja 4-ever」っていうのがあって、これは旧ソ連とスウェーデン間での少女の人身売買の現実を鋭く描いた映画で、かっなーーーり重いんだけど、見た後にすごく色々なことを考えさせられます。

ここのブログでストーリーがいいかんじにまとめられているので、興味のあるかたはどうぞ。
http://shinbuan.blog27.fc2.com/blog-entry-98.html

そしてこれが、You Tubeでみつけた画像。
4分ほどにうまくまとまっている。重く、切なくなるので、気になる人は最初から観ない方がいいでしょう・・・。
http://www.youtube.com/watch?v=GGPUxz4IElQ&mode=related&search=

隣町マルメが、全く違う印象で写しだされてます。

この映画観てから、マルメでマンションみると「ああ・・・このどこかに少女が監禁されているのだろうか・・・」という複雑な気分になります・・・汗。

なんで、こういう考えさせられる、そしてこういう売春などに関わる全ての人が少ない良心のなか少しでもハッする(かもしれない・・・希望。)良作映画が「日本未公開」なんだー・・・!衝撃的な内容だけど、現実として知らせるために多くの国で公開されて欲しいのに。

あと、同じ社会学で、ストリートチルドレンのことを発表するために調べてたら、なんと世界には約1億5千万人のストリートチルドレンがいるみたいで、ほとんどは凍死、重労働で過労死、身を売るしか仕事がなくて、それで性病で死んだり、あとは餓死など。それ見てまた気分はドーーンと落ちる。

大人の勝手のしわ寄せが、ぜんぶ弱者の若者や子供にきてる・・・。

日本にいるときも、もちろんこういうことは考えてたけど、こっちにきて、社会学を通して、また、色々な人種が混ざり合い、ハッキリとした意見が飛び交う外国で、なおさら鮮明に世界でおこってることが見えてきた気がします。もっと世界で起こっている現実を知らないとなとも思った。

あーあ・・・。

なんか、脈絡ないだけでなく、かなりダークな仕上がりになってしまいましたが、今の気分として残しておくことにしました。

3/18/2007

Jack and George!

私は「おさるのジョージ」シリーズと、作者のH.A.Rayの書く絵本全般が好きです。
(高校時代はこれまたジョージシリーズの収集に走ってました・・・。)

そして、ハワイ出身サーファー・アーティストのJack Johnsonの音楽も前から大好きです。
天気いい日の部屋の掃除や片付けのときの定番CDです。

その大好きな2人が・・・なんとコラボレーション!!!

小躍りして喜びたくなる組あわせです!

なんか、1年前にすでにチェコでジャック・ジョンソンとおさるのジョージが一緒にやってるビデオクリップを見かけたので、日本でもすでにやったかもしれませんが・・・。

スウェーデンでは最近映画館でやってる模様。

ポスターを見かけました。

スウェーデンって(フィンランドとかもそうらしい。)不思議なことに、どんな有名なキャラクターであろうと、スウェーデン向けの名前に変えられるんだけど、ジョージも「ニッキー」って名前に変えられてます・・・。

以前も書いたことあると思うけど、ドナルド・ダックは”カッレ”だし、あの女の子のアヒル、デイジーは”カイサ”だし、ネコのガーフィールドは”グスタフ”だし。

英語の”Curious”がスウェ語で”Nyfiken”だから、それと韻を踏むためにニッキーにしたのかな?”ニッキー・ニーフィーケン”。

で、この映画のサントラ全体をJack Johnsonがやってるというシビれものです!!

←ジャケットも、楽しそうなジョージが萌え~~

しかも、Jack Johnsonの友だちのG.Loveとかも参加してる。

G.love and special sauseの人ね。彼らの曲も好きでした。
サントラはほんとすごくよくできてると思う!

Jack Johnsonの雰囲気そのままに、オチャメなサルのジョージの雰囲気も髣髴とさせる。

「みんなでわけた方が楽しいよ」みたいな教育的なことも歌ってるんだけど(もちろん英語だけど。)、ぜんぜんイヤミじゃないっていうか、耳にすっきりはいってくるかんじ。

まあ、このアニメ版の絵よりもちろんオリジナルのほうが好きなんだけど、映画も機会があれば観てみたいです。

なんでもすぐ商品化しない感のあるスウェーデンだけど、店に行くとほんのチラリとだけジョージグッズがあります。

←例えばこれ。 (家の窓辺で撮影)

赤ちゃんのオシャブリ。

か・・・かわいすぎる・・・。

種類も豊富です。

こっちの赤ちゃんって、ほんとどの子もオシャブリ持ってると思う。

オシャブリってすごいね、ちょっとグズっても口に入れるとすぐ泣き止むの。

でも、床に落ちたオシャブリをそのまままた口に入れるのには「(衛生的にどうなんだ?!)」って思ってしまうけど。

というわけで、話がそれましたが、和める音楽が好きなかたにはJack Johnsonお勧めです。

ハワイの明るくてのどかな空気が束の間でも楽しめるかんじです。(私の場合。)

3/16/2007

やっぱりオイスィ~日本食

いやー、やはり日本食は美味しいです。

もう、数週間前のことになってしまうけど、同じ町に住んでいた日本人のCちゃんが日本に帰ってしまうということで、日本人で集まってお別れ会をしました。

見よ、この豪華な料理!

ピザは日本食じゃないですけど、真ん中へんに写ってるHさんの散らし寿司とか、夢中で食べました・・・。Iさんが持ってきてくれたピザにはなんとバナナが乗ってるの。そのようなピザは初めてだったけど、なかなかマッチしてました。

MさんのサラダもSさんのケーキもどれもこれもおいしゅうございました・・・。私もデザート作っていったんだけど、日本でさんざん作ってた18番だったにもかかわらず、なにがいけなかったのかイマイチな仕上がりに・・・あれは残念だった。味はいいんだけど、見た目が・・・悲。

そして、これが別の友だち、Kちゃん家で食べたお好み焼き With おたふくソォォォォス!!!あぁ・・・お好み焼きもソースも青海苔も8ヶ月ぶり?くらいです。かなりの美味しさでした。おたふくソースなんて、こっちで買ったら1000円くらいすると思う。高級品です。

Kちゃん家には、このほかにも胡麻油、餅などなど、日本の食材が充実していました。羨ましい限りです。

一緒に写ってる飲み物は、麦茶・・・ではなく、スウェーデンでクリスマスの時期に飲まれるスパイシーなワイン、グロッグ。この3月にグロッグをグツグツやってたら、後ろにいたスウェ人に「なんかグロッグのにおいがする?!」とかなり驚かれたよね、Kちゃん 笑。

もう1人の友だちのKちゃん家でも、この間から揚げや肉団子の甘酢あんかけなどの美食を堪能。この時はもう、朝から忙しくてなにも食べてなくて、かなり飢えてたので写真なんて頭にも及ばず、「す、すいませんっす、奥さん!ウマイっす奥さん!」ってかんじで一気に食べてたので写真なし・・・残念。

今度は写真撮るのでまたよろしく、Kちゃん 笑。

これを見ている日本のみなさん!日本のごはんを不自由なく食べれるのは素晴らしいことです!

ちなみに、私の家には日本のものといったらゆず胡椒と、お茶漬けの素と、すしのこと、海苔くらいしかないですけど、それでもよかったらぜひおいでください ☆

3/15/2007

小学校で突撃折り紙・後編

(ここから後編です)
色々なモデルを並べて、作りたいのを選ばせると、やはりあのスタンダードなツル、ジャンプするカエル、ペンギンなどの動物が人気高い。

折り紙専用の紙もないし、自分の家でも試して欲しいとおもったので、色つきの長方形の紙をまず正方形に切るところからやってもらうことにする。

事前に先生に頼んで、色つきの紙を用意しておいてもらったのだが、その色が赤、オレンジ、肌色、薄い緑、水色のみ。なんか動物を折るにしてはビッミョ~な色ばかりである 汗。

色にこだわる子たちは、「この色じゃ緑でカエルしかないな」みたいなこと言ってる。日本の折り紙は裏が白いから、ペンギン作ればおなかと顔が白くなっていいかんじなんだけど、ここでは全身赤いペンギンや、全身赤い熱帯雨林のカエルなどが続々誕生。

写真に写ってるテキスト(?)も前日に急いで作りました・・・・。4部印刷して、小学校に寄贈。(なんて気が利いているんだ!!!)

それにしても10歳児、デカいです。中には私と同じくらいの背(161cm)の子もちらほら。明らかにちびっ子ではない。

で、まずザッと折り方を説明して、「はい、質問ある人~?」と聞いたら、見るからに大将系の男の子が、手を挙げるから、「はい、そこのきみ~」って朗らかに言ったら、その子がいきなり、

「あんた何歳?」

って聞いてきた・・・。(ジャイアン系なので”あんた”と訳してみました。ステレオタイプ失礼。)しかもみんなの前で・・・。

「(そのようなことを質問せよと言っている訳ではないのであーーる!!!)」と、ほんと漫画ばりにズッこけそうになりました。
ハー・・・これだから子供は困ったものだわ!!

でも、すかさず優しそうな女の子が「19歳?20歳?」と言ってくれたのに救われ・・・るどころか、ますます実際の歳を言いにくくなったさ・・・汗。

ま、それはいいとして、怒涛の折り紙指導が始まったのである。
中にはすごく器用な子もいて、ちゃんと角と角を合わせる、みたいな基本をちゃんとやってくれるんだけど、そこからしてメチャクチャな子は出来上がりもそれなりになってしまうわけで・・・。でも、とりあえずみんな完成はしていた。

子供たちが出来上がって形になると、すごく嬉しそうな顔して「ありがとう!」って言ってから去っていくのにはこちらもやり甲斐を感じましたなー。

もう、あっちこっちから「わかんないーー」「こっちきてよーー」「なんかヘンになっちゃったぁーー」(ほんとにありえないほどヘンなパターン多し。)の連続。
わきの下、汗ビッショリ。

アタフタしてる間にもう終了時間。

ほかの教室を持ってた、同じ1日先生たちとコーヒー飲みながら、「・・・やっとおわったね・・・」と、脱力。

下校途中の何人かの子供たちがかけよってきて、「今日はありがとう!」と言いに来てくれることにちょっとホワ~ン。自分に子供がいたとしたら、親や先生が言わなくても自分から他の人にこういうふうに言える子になって欲しいと思った!

それにしても、子供はやはりかわいいっす。10歳とかで大人びた小憎たらしいことを言われても、まだこの世の中に生まれてきて10年しかたってないわけだし、大人が優しく、そしてケアしてあげなきゃいけないのは200%当然のことなんだと思った。(まあ、実際子供がいたらこんなこと言えず、”キーー!!”ってなることも多いんだろうけど 汗)

↓これは、壁に貼ってあったもうちょっと低学年の子が書いたと思われるもの。
  
お友だちに書く、というテーマらしい。
「Hej!」がカワユス~。
「スサンナへ、わたしがどうかんじているかかくね。わたしはダンスにいってるの。そして、たぶんハンドボールもはじめる。わたしはげんきで、がっこうはたのしい。」って感じでしょうか・・・。
「よかったわねぇ~」とホノボノしてしまうのであった。
ものすごく疲労した日だったけど、充実してた。
日本の文化もかなり広まったと思うし!
そうそう、スウェーデン南部の新聞、「SYDSVENSKAN」も取材にきて、新聞にもちょっとだけ載った。
学校からは、お礼にってマルメの劇場での演劇のチケットをもらった。
えがったえがった。
おしまい 

小学校で突撃折り紙・前編

うちの学校には、 ”Fritidsledarlinjen”っていう、学校とか施設とかでレクレーションの時間を受け持つ「にこにこぷん」に出てくるお兄さんお姉さん(古い? 汗。でも、なんてわかりやすい例え!)みたいな人たちを養成する学科があります。

(ここで「にこにこぷん」トリビア。じゃじゃ丸の本名「ふくろこうじ じゃじゃまる」(実はお坊ちゃま?)、ぽろりの本名「ぽろり・カジリアッチ3世」(実は貴族?そしてハーフ?)、そして紅一点、ピッコロの本名「ふぉるてしも・ぴっころ」(ぴっころだけ、みんな苗字で呼んでたのか!!汗汗・・・以上、トリビアおわり!参照:http://www.nhk.or.jp/digitalmuseum/digitalmuseum/chara/chara_n.html ドンピシャでこの世代だったので、とても懐かしいです・・・遠い目。)

その学科のみなさん、学校でも、時々文化祭チックなものから、演劇などなどをやって楽しませてくれます。

学校で、比較的明るくてオープンでフレンドリーな人に会って、「どこの科?」って聞くとこの科だってことが多いので、私はけっこう好きな学科です 笑。 まあ、ムッツリと気難しい人じゃまず勤まらない仕事だしね・・・。

ということで、この科の2年生たちが近所の小学校で「カルチャー・デイ」をやることになったそうで、その日は10歳~11歳の学年が1日、遊びというかレクレーションを楽しめる日。私が通ってた小学校で「お祭り集会」っていう懐かしの行事があったんだけど・・・そんなかんじ。(そんなかんじって言われてもわかんないか・・・)

教室ごとに、お菓子作り、柔術、カラオケ、漫画書き(ドラゴンボール系の絵)、そして折り紙とブースがわかれていてお兄さんお姉さんが待機し、来た子供たちに教えながら楽しむってかんじ。お菓子作り以外、全部フロム ジャパンではないか!!すごいです。日本の文化。

私はこの学科ではないんだけどかり出されて折り紙部をまるまるもつことになっていた。

ツルとカメラと箱とウサギくらいしか折れず、しかも初心者10歳児にはちょっと難しいものが多いだろうということで、一夜漬けで(もっと早くからやれよ・・・)簡単な折り紙を15種類くらい暗記。夜中の2時過ぎに黙々と紙でボートとか犬とか折ってる自分がちょっと悲しかった。ま、折り紙のことならなんでも聞いてよ~、フフン。(今だけ。)

朝の8時から小学校に集合。

←”ようこそ”に迎えられる。いや~、ドモドモ。

子供たちはワクワク顔である。どうも、折り紙の部屋は小さいらしく、一度に7人までしか入れないそうな。ということで、20分間ごとに7人入れ替わり立ち代り入ってきて、朝8時半から1時間のランチ休憩挟んで午後2時までみっちり折り紙指導をするらしい。ひょえーーー!!!膨大な数のコドモ!!

先生が、「はい、まず折り紙やりたい人~?」って聞いたら、ほぼ4分の3の子が即手を上げた!すごい!人気がある!ちょっとうれしい。

先生が無作為に選んだ子供たちがゾロゾロと教室に入ってくる。

(後編につづく)

突然きた春。


突然ですが、

今週12日の月曜日に突然春が来ました。

いつもは朝「(あと5分・・・あと5分・・・)」となかなかベッドから出られないのに、この日の朝は窓から差し込む光と小鳥のさえずりで目が覚める。

時計を見たら7時!

目覚まし7:20にかけてるので、目覚ましより20分も早く自然に起床!

先週は色々と忙しかったので気づかなかっただけかもしれないけど、なんか本当に突然春がきたかんじ。

外に目をやると、すでに目を閉じて、無言で地べたに座って太陽の光に顔をむける向日葵スウェ人多数。

すでに半袖の人もチラホラ・・・・そりゃちょっと早くない?!(という私も室内では半袖短パンだけど。)

地面からは可愛い花が続々登場。

いやー、それにしても去年の今頃のブログを見返したらまだ雪が残っててまだ春感はなかったので、今年は暖冬に加えて春の訪れも早いようです。

町にでてみると、人々の顔も心なしか明るい。 足取りも軽やか。

見知らぬ人と目が合ったら「とうとう春ね!」と声をかけられる。

育児休暇中と思われる若いお父さんたちがベビーカーを押しながらのんびりアイスを食べている。


けっこうお馴染みの光景かもしれない。

そして、暗くなるのもグッと遅くなった。

昨日はたしか夜6時半くらいまで薄明るかった気がする。

真冬は3時過ぎには暗くなってたのを考えると、すごすぎ。

ほんと差が激しいです。

私も調子にのって、「いや~、春きましたね~」なんて話しかけてみたら、「いや、油断は禁物!寒さの波がもう1回くらいは来るから!」と脅された。

でも、さすがに大雪は・・・ないよねぇ・・・?

これも油断しちゃだめかな・・・。

今のところ、なんとか普通の靴だけでこの冬こせたんだけど・・・。

というわけで、スウェーデン(南)の春の報告でした。


3/12/2007

スコーネの森

とあるいい天気の日曜日の昼さがり、
家でウダウダしていたら突然友だちから電話がかかってきた。

「いい天気だから森に行かない?」とのお誘い。

森・・・どこの森なんだろう、どっか近所の大きい公園(それでもけっこう木が茂ってるから。)かな、と思いながら、「オッケ~」と言って待つこと30分。

友だちは車で現われた。しかもなぜかBMW。しかも既に人が3人も乗っている。男子もいる。

その女友だちと2人で適当にそのへんの公園を歩くんだと思ってたので、スッピン、部屋着のスヌーピーのトレーナー、その日の夜に洗濯予定だった小汚いズボンという出で立ちの私・・・恥。

いや、男子がいるからってキメるってタイプの人間でもないですけど、やはりそこらの公園で適当にフラフラするのと、なんか本格的ピクニックみたいなんじゃ心構えもちがうわけでして・・・。女子の皆様はこの複雑な心境、わかっていただけますでしょうか・・・。

玄関開けた瞬間、(うっ・・・なんかしくじったぜ!!!)という思いに襲われるが、それからちゃんとするわけにもいかないので、そのまま車に乗り込む。いや~、こういうこともあるので、日ごろからこぎれいにしとかないといけないのですね・・・教訓。

一応そこに来ていた2人は顔見知りだったんだけどね・・・。あ~あ。

ま、気を取り直して、車で20分ほど行くともう森に到着。いやはや、名前もなにもサッパリ覚えてないんですけど、ナショナルパークであるらしい。

歩く用のサインが木々についているので、それに沿って歩き始める。

人はだーーれもいなくて、自分たちの話し声の他は鳥の鳴き声と水のせせらぎだけ。

こういうことに幸せを感じるんだよね~、ほんと。

普通の公園を想像していたので、意外と本格的なところだったことにビックリ。防寒も適当だし、靴も薄っぺらいスニーカーできてしまったことをちょっと後悔・・・。

しかしスウェ人、前も書いたことがありますが、ウンザリするほど詳細な情報を求めてきます。歩きながら、千葉から東京までのマイルとか、ひらがなの数、カタカナの数、漢字の数、東京の面積、北海道から沖縄の長さエトセトラエトセトラ。無知な私もいけないけど、全然集中して自然を楽しめないっつーーーーーの!!!!泣 しかも「マイルで答えて」って言われても・・・わかんないし!!

あー、あれは困った困った・・・。

スウェ人は一般的に数字とか統計とかそういうのを知りたがる人が多いと思います・・・。

あ、今さらですけど、今回の写真はとにかく森の中での写真です。

木に張り付いたコケ、まるで人の顔みたいじゃない?!目と鼻と口。ちょっとコワヒ・・・?

そして、感動的事実!

「(スコーネ(スウェーデン南部の地方)は好きだけど、湖がないのが残念なんだよな~・・・)」と常日頃思っていたのですが、湖があった!!

これはうれしいですよ、奥さん。

”湖のほとりでのひととき”が、上のほうに行かなくても楽しめるわけです。

よかったよかった。

この、水の動きがなくて静かなかんじが、海とか川にないよさ。もちろん海も川も好きですけど!

まだほんのり雪が残る森、かなりリラックス&リフレッシュできました。

2時間くらい歩き回ってもどってきて、それで帰るのかと思ったら、なんとご飯まで用意されていた!

なんか小さい小屋があって、そこで自由にグリルできるんだけど、ケバブ肉と野菜とポテトサラダとコーヒー完備!なんて気が利いているんだ・・・。

というわけで、2007年初のグリルの幕開けです。

これから明るく、暖かくなったらこれでもかとばかりにグリルだろうな・・・。

寒いけど、自然の中でのご飯はいつだって美味すぃー。

その日曜日の午前にちょうどスコーンを焼いていたのを何個か持ってきていたのでみんなで食べる。いやー、タイミングよかったよ。えがったえがった。

いやー、やはり、ちょっと最初は面倒に感じても、時々自然の中に出て行くというのは人間必要なんだと思う。

あの、独特の森の空気のにおいは気分を落ち着かせてくれる!

それにしても、こんなに手軽に森にこれるならもっと来てればよかったな~。でも、車ないとけっこうキツイだろうけど・・・。

3/10/2007

エーランド島でバカンス☆ミャーオ編

ニョーーーーン!!!

今日はとある山場をひとつ越えたので、調子にのってエーランド編を書き上げてしまうことを決意!

と言っても、あまり情報はありません。

これまた散歩中に出会った動物です。

ニョーンと可愛いネコちゃん。

私、オーフス編で書いたクロちゃんといい、こういう先端だけが白い子に弱いんですよね・・・。だれも好みなんて聞いていないだろうけどさ!

この子もかなり私の好きなネコのタイプの柄!チャコールグレーの身体に、鼻の周りと手足の先だけがソックス履いたみたいに白い。

で、お鼻はピンク色!

かなりカワユス~♪

かなりこの子も人なつっこくて、足の周りにゴロゴロまとわりついてくる。

コートで爪とごうとしてきたのはいただけないけど、しばし戯れてた。

座った瞬間を撮りたかったけど、カメラを向けるとすぐ近寄ってくるので、全部似たような写真になってしまった。

でも、どれもこれもかわいいので全部載せることを決意。

かなり美形ちゃんだと思いませんか??

なんか写真でよく見ると目つきけっこう悪いと思うんだけど、ネコって大体そんなかんじ?きっとこの目つきがネコ好きはまた好きなんだろうなぁ。

私は、飼うとしたら犬だけど、もしネコを飼うとしたらこういう子がいいなっていうまさに理想の色合いでした。

こういう子の首にサテンのピンクかきれいなブルーのリボンを巻きたい。これってなんかの映画の影響かな?思い出せないんだけど、こういうチャコールグレーにピンクかきれいなブルーのリボンってすごくあうと思うんだよねー。

それが密かな夢。

すいません、こんな理由だけでネコ飼いたいなんて言って・・・。愛猫家に怒られてしまうかな?

帰ろうとするとひたすら追いかけてくるので、なかなか帰れない。

ついつい何度も触ってしまうんだけど、でもこの子が飼われているらしい敷地内から出たあたりからはピタッとついてこなくなった。ちゃんとわかっているんだね、偉い。

それにしても、以前にも書いたけど、ネコは飼われていても鎖なしで、こうやって人についていったり、勝手に外を歩き回ったりするのを、飼い主は心配にならないのだろうか?と思ってしまう。

ネコならではのレーダーがちゃんと動いているんだろうけどね!

私はこのエーランドでの休み明けに大きな作文を2つ出さなきゃいけなかったので、作文とスウェ語の勉強もやってたんだけど、とにかく「そんなのやんないの~、バカンスなんだから~、さすが日本人は働き者だね~」というようなことを何回か言われた・・・。

きっとスウェ人のセメステル(バカンス)はほんとに仕事のことをスッキリ忘れて日焼け、水遊びに勤しむんだろうな・・・ということが想像ついた。だからあの夏の時期のビザ申請も・・・(と、まだ根に持つ人。)

というわけで、これにてエーランド滞在記を終えようと思います。

エーランド島でバカンス☆ヒヒーン編

1人で散歩していたら、馬の2匹組に遭遇。(柵越し。)

動物モチーフが多いのも納得できるくらい、本物の動物も豊富である。

←これが最初の日。

このブチの子は小ぶりで、人なつっこい。たぶん、人間によくご飯をもらっているのだろう。

でも、控えめな性格でコソコソと近づいてくる。

奥で馬小屋にお尻をピッタリくっつけているのは、なんか兄貴ってかんじ。

こうやるとお尻あったかいのかな?疑問である。

「何にも持ってないんだよー。ごめんねー」と日本語で謝ってみる。

そしてこれが次の日。

ほぼ同じシチュエーションである。

控えめなブチロン毛君がコソコソと近づいてくる。

兄貴は奥で尻を暖めている。

この日も何も持ってなかったんだけど、ちょうどここの持ち主がいて、「なんか野菜とかあげていいんですか?」って聞いたら「いいよ」って言ってくれたので、次回こそは人参でも献上してみようと決意。

「明日も来るからねー」と約束してお別れ。

これが3日目。

この日はこっそりくすねた人参2本(人聞き悪いけど、公共の冷蔵庫のものです!)をポケットに潜ませ、参上。

馬が人参好きだという事実をじっくり確かめたかったため、もっと裏手にまわる。(上の2枚は一応車道に面しているのです。溝があってちょっと近寄りにくい。)

と、ここで兄貴!

いつもは尻暖めながら眺めているだけのくせに、どうも鼻がいいらしく、速攻で走ってきた!

その剣幕にすっかりビビって、こっちに来たいのにこれないブチロン毛君。

写真を拡大すると、ブチロン毛くんの目から「・・・ひどいっすよ・・・兄貴・・・」というメッセージをビンビン感じるぜ。

というわけで、私は1本の人参はブチロン毛君に投げてあげたのに、兄貴が2本とも食べてた・・・。後輩の立場弱いっす!!

ブチロン毛にもなにかあげたかったけど、この最後の写真の日が最終日だったので、叶わず。

まあ、たっぷりご飯もらっているんだろうけど、ブチロン毛君にあげられなかったのはちょっと心残りです・・・。

ちょっと悲しい思い出。

3/09/2007

エーランド島でバカンス☆動物モチーフ編

歩いていると、ここでもそこでも動物モチーフをよく見かけます。

別荘だからホノボノ感を出しているのかもしれませんが、まんまとホノボノしてしまう自分。

スウェーデンは動物モチーフが多い国だと思います。

動物も郊外に行くと普通にそのへんにいるしね・・・。

というわけで、今回は散歩中に見つけた動物モノをお届けします。

やけに凝っているネコの絵のポスト。












この魚はけっこうお気に入りだ。









飛ぶ白い鳥3羽。

うーー、ホノボノぉ~!!!

ちなみにこの赤い色の家+白い枠はスウェーデンの家の典型的&伝統的色合いらしい。








ニャンコ2匹。












鳥に小さい風車小屋。

う~、ホッノボノォ~!!!











赤い壁を飛ぶ三羽のツバメ。

これもまたホノボノである。




他の形容詞が思いつかん・・・汗。

とにかくホノボノできるスウェーデン郊外の散歩、オススメである。

エーランド島でバカンス☆オサレな別荘編

歩いていたら、全面ガラス張りの超モダーンな別荘を発見。

中丸見え。いいのだろうか??

というわけで、ガラス越しに写真撮っちゃった・・・

(犯罪でしょうか?)

いやぁ、ここまでガラス張りだと、晴れた日にはさぞ光がたっぷり入ってくることでしょう。

中。モダンです、モダンでーす!!!

さぞオサレなファミリーが住んでるんだろうなぁと容易に想像が付いてしまう家具のセレクションとインテリア。

2階(ロフト?)に向かう階段がオープンなところもかっこいいです。

ところどころに犬のおもちゃが転がっている。あぁ、ここのおうちの犬になりたい。(ウソです。)

犬飼ってるサワヤカカポーな住人をつい想像してしまう。


そしてキッチン。

一面だけ赤のタイルなのがまたセンスいいです。

それにしても、ポツンと建ってるこんな別荘がこんなに中丸見えでいいのだろうか?

せめてロールカーテンでもすればいいのに、でなきゃ私みたいなのに盗撮されるではないか。

防犯アラームとかあっても、駆けつけるのに時間かかりそう・・・。

マッチ売りの少女みたいにガラスにかじりついて中見ちゃったよ。

持ち主のかた、ごめんなさい。

エーランド島でバカンス☆お散歩風景編

午後はいつも音楽聴きながら外をもくもくと歩いた。

他の子たちも毎日ジョギングとかウォーキングとかしてて、何回か一緒にしたけど、私は写真撮りたかったし、誰かと一緒だと喋っちゃってあまり景色に集中できないので、主には1人で。

←家を出たところの道。左に曲がろうと右に曲がろうと、どこ行っても車も人もほとんど通ってない。

それにしても、寒々しい風景だな~・・・。

エーランド島はやはり夏が美しいんだろうな~。

別荘が点々と建ってるんだけど、人の気配全然ない。

こんな可愛らしいお店兼カフェ兼ユースホステルも見つけたけど、今の時期は営業してない。

でも敷地内を歩いてたら、オーナーのおじさんにあって、日本人女子が1人でこんな時期にエーランドを徒歩でふらついていることにかなりビックリされてしまった。

「また夏にもどっておいでよ!」と言われる。うーん、夏に是非来たいなぁ。

大きな木にかかっている木のブランコ、ウインドベル、ここにある全部の木がグリーンになったら、さぞピースフルでサワヤカな景色が広がっているに違いない。

でも、不思議なことにこういう寒々しい中を歩くのもけっこう好きなんだよね。頬がピリピリとするかんじとか、息が白いこととか、冬ならではの感覚がなんかいい。もちろん、長時間は嫌だけど!

1時間ほど歩くと、海辺につく。

ほんとに寒々しい写真だー!

でもどうぞ。