1/31/2008

アイスのカフェとシアターと。

なんか、いろいろと上手くいかないことがかさなって、元気がなかったある夏の日。

色々とさんざんお世話になってる先生がピピピとそれを察知して、

「明日、演劇見に行きましょう!気分転換にね!」といきなり申し出てくれた。

この先生、ほんと先生としても女性としてもかなり尊敬できる人でしてねぇ・・・。

ほんと、いいかたなんですよお・・・。過去にブログに搭乗した、ステキなおうちに住む先生ね。

なんだかんだでその先生とはもう3回ほど演劇に行きました。

ほんとアート系の先生なんだわ~、これが。

まずはアイスバーで一休み。

”GLASS”がアイスです。スウェーデン語でね。”グラッス”!イエ~イ。

しかし、この日は寒かった!ので、コーヒーをたしなみました。

肌寒かろうと、夏は外にいたいスウェ人。

外でお茶しました。

これが外の席の椅子・・・。

芝生にいきなり置いてあるとなかなか斬新です。

あ、でもこれの椅子、IKEAらしいっす。

これがシアターの目印。

この、笑ってる顔、悲しい顔の仮面のマークはスウェで地図を見るときも、劇場の目印になってます。

あ、でも、この、主張しすぎない、全体的に控えめな看板が、私がスウェで好きなところのひとつです。

街や道路に、あまり字や看板は必要ないと思うのですが、どうでしょう。

えーっと、あまり書くことが思いつかないんですけど、この日見た演劇は、4人の女性が主人公の、その女性たちのGirls Talkが主ってかんじでした。

ま、彼氏がどーのとか、旦那がどーのとか、そういう話ばかりで、毒もきいてて、けっこうウケてましたけど、私としてはまぁまぁでした。

でも、あの劇場の独特のワクワク感はいいですね!

暗い部屋に、舞台にビロードの厚いカーテン。

全員が一心に舞台を見つめるあのかんじ。

途中休憩は、これまた寒いのにみんなゾロゾロと外にでて休憩。

奥に、スナックの売り子さんが見えますか?

なんか寒々しい色合いの写真ばかりになってしまいましたが・・・・。

今気づきましたが、この写真の中央に写ってるオバサマのかばん、マリメッコのなかのウニッコモチーフのかばんですね!

それにしてもね~、この優しい先生みたいな気遣いができる女性になりたいものです。

いきなり、「ね、明日演劇いきましょう!」ってそういう勢いで行動したいです、たまには。

って、けっこういつも変な勢いだけはあるかな・・・。

今日はすごいよ、2つも書いちゃった!

ではまた、ごきげんよう。

こんなものも作ってみました

けっこう好きだった陶芸の時間。

別に授業をとってたわけでなく、ただ、この陶芸の部屋の責任者だった先生と仲良くしていたので、勝手に部屋に入って行っては勝手に作ってました。

そうすると、先生が勝手に焼いといてくれる。

勝手だなぁ。

いやぁ、なかなかよかったですよ、陶芸!

誰もいない部屋で、黙々と粘土をいじっている。

なんか、安らぎでした。

うまくもなんともないんだけど、自己満足の世界ですな。

作品は過去にもブログで何回か紹介しましたが、これもそのひとつ。

テーブル+テーブルクロスを見立ててみました。

大きさは直径15cmくらい。

イメージとしては、こんなふうに一口大のチョコなどをのせてみたらいいかな~ってかんじだったんですけどね。

(←イメージ図)

とにかく、悲しいかな、作っても日本に持っていくのは至難の業なんですわ。

重いし壊れやすいし。

だから、かたっぱしからスウェでの友人に勝手に押し付けてました・・・。

これ、「チョコとかおいてね」って渡したのに、

あげた次の週に遊びに行ったらベランダで植木鉢の台になってた・・・汗。

でも、気に入っていたようだったからいいんですけどね、好きなように使ってもらえれば!

しかもこの陶芸、なにがいいっていくらやってもタダなんですよ、タダ、奥さん!

色の種類があまり豊富じゃないけど、粘土もなにも使いたい放題。

日本で陶芸とか習ったらけっこうしませんか・・・?

できるなら轆轤も借りれちゃう。

(へへ、読めるかね、この漢字!私も読めませんでしたけど”ろくろ”です)

なかなか自分に向いてる趣味かなぁと思いました。

上手い下手は別としてね!

1/28/2008

犬づくしのホームパーチー

母と友人が帰ってからの話に入ります。

すいませんが、もう質より量ってかんじでいまいちレイアウトがなってないのですが、(いつもじゃんってつっこみは禁止で。)許してください。

ってことで、もう、夏真っ盛りのスウェーデン!(この真冬にこのセリフ、書いてて悲すぃ~。)

夜も22時過ぎまで明るい。 (今は暗い。)

ホームパーティー(というか、つまり庭でバーベキュー。)がしょっちゅう執り行われてました。

なかでもちょっとリッチなLファミリーにお呼ばれした時。


この湖のほとりの白樺林、全部彼らの庭っす・・・。


庭でいいんで、住まわせてくだせぇ。


まず、目に飛び込んでくるは、フルーツ大盛り。

なんか南国~なかんじのフルーツが盛りだくさんでした。

で、メインディッデュはバーベキュー。

ひたすら肉、肉、そして肉を食らう。

あとなんだったかな~(遠い目。なんせ半年近く前のことだもんで・・・汗汗汗)

ビア樽まであったし!

なんか踊り始める人とかもいて。

夏は元気なスウェーデン人たちをここでも目の当たりにしたかんじ。

わたしゃ何が楽しかったって、この場にゲストたちの飼い犬たちが3匹もいたことだ!

チワワのクッキーに、ランボー(何回かブログに登場しとりました。)、それにフレンチブルのモリー。













私は、ジャポーンの竹とんぼを仕込んでいってたので、それで若い男(11歳)を、とりこにしたのであった。

イェイ!

1/25/2008

母&友 スウェーデンの旅<10・怪しいダフ屋もどき編>

あれよあれよという間に母と友人とお別れした後、(いつもお別れのあとはそうなんだけど、)ガラにもなくおセンチな気分になってしまうわたくし。

ベソベソとした思いを抱きつつ、ある計画を実施。

ま、スウェーデン南部・デンマーク方面に旅行しないかぎりどうでもいい情報なんですけど、切符の中に、”Öresund rundt"(http://www.skanetrafiken.se/templates/InformationPage.aspx?id=2989&epslanguage=SV)ってのがあるんですよ。

これは、スウェーデン南部とデンマークの一部のどこでも乗り降りし放題で2日間使えて199SEK(約3300円)というなかなかお得な切符なんです。

で、この母たちが旅立つ日と、その前日もあえてデンマーク観光に組み合わせて、この切符を購入していたわけです。

そして、この日に母たちが発った後、まだその日1日使える切符が2枚。

これを破格で、これからデンマークの空港からスウェーデンに電車で行く人たちに売ってみようかと狙ったわけです。(なんせ貧乏なもんで。。。)

今、コペンの空港からスウェーデンまでいくらだったかど忘れしたんですけど、とにかくそれの半額くらいの値段を設定。スウェーデンに向かう切符を買おうとしている人たちに怪しくサササと近寄って行っては、

「どちらまで~?スウェーデン?この切符いりませんか~、安いですよ~」

なんて、恥を掻き捨てて、勇気を奮い立たせて聞いた数、たぶん10人くらい。

しかし・・・みんな断りやがったぁぁぁぁ(言葉遣い汚くてすいません。)!!!

どの人もみんな旅行帰りだったんだけど、「いやぁ、いまスウェーデンの現金持ってなくてね~、カードで買わないといけないんだよ~」って人が大半!あとは、会社の金で出るから領収書必要だから買えないって人がチラホラ。

こんなにお得だっていうのに!!!!

挙句の果てに、一人の褐色の肌のお兄さんに、「何この切符、怪しいね~、はははは」と笑われ、切符をつき返された時に私は悟った。

「(ここまで自尊心を傷つけてまで売る必要はないのである!)」と。

というわけで、そこでダフ屋(とは言わないだろうけど。)行為終了。

潔くやめてやりました。(当然。)

ちなみに、最初の写真2枚はコペンハーゲン中央駅です。(ちなみに、1枚目の恰幅のいい奥様は母ではありません。)

そして、その足でやり残したことのために一路コペンハーゲンのシティに向かう。

今回来てくれた友人はピアノの先生で、行きたがっていたMusikmuseet(音楽史博物館 http://www.natmus.dk/sw25193.asp)が、なんと行った日閉まってたんです。。。

その無念を晴らすために博物館へ向かう。ここ、1日に2時間しか開いてないやる気のない博物館なので注意。(入館料タダなのはいいんですけど、荷物を絶対ロッカーにいれないといけなくて、これに金とられます。ムーーー)

入り口は小さいのに、中はかなり奥が深かった!

かなりの量の楽器が展示されています。音楽好きさん必見です。

写真は、パンフレットの一面に載ってた珍しい楽器です。

行けなかった友人にその博物館からハガキを出し、自分の中でこの件の無念さを晴らした気分になる。

そして、一人、コペンの街をうろついてたら、母が気に入っていた大道芸人の白いお姉さん(8月22日の参照)が、他の大道芸人の芸を見てるところに遭遇!

ま、それだけなんですけどね。

そして、母と友人が去ってしまった悲しさと、ダフ屋になりきれなかった切なさを胸に、スウェーデンの家まで戻っていったわけでした。

これにて、ながなーーーがとひきずった母と友の旅行記、終了!

今後はまたボチボチと夏のスウェーデン情報でもお届けします。

ごきげんよう。

1/08/2008

母&友 スウェーデンの旅<9・とうとうヘイドー(さようなら)編

あはは、数ヶ月の時を経て、大勢の皆さま((4人)・・・と思いたい。)の熱い期待に応えて、また記憶をさかのぼって書いてみますた。

そう。これらは昨年6月のことですので・・・。

もう、半年もすぎてるじゃん!!!

まあ、そうなんです、母と友だちが来てくれた時の話ですけど、あんなことやこんなこと(←省略しすぎ)があって、楽しかった10日間もあっという間に終了。

あぁ、悲しき別れの時。

母はその旅立つ日、私の地元のスーパーに行き、最後のお土産を物色していた。

その中には、チューブに入っている塗るチーズ(←唯一の父への土産)や形状のかわいいハンドソープ(母がいたく気に入ってたもの)もあった。

それがあんな災難を招くとはぁぁぁぁ!!!(旅なれた皆様ならこの時点できっとわかりますね?)

そう、今は憎きテロリストのせいで手荷物には100cc以下の液状のものしか持ち込めないのである。クリームもダメ。


母と友だちが預け入れ荷物をチェックインしたその後!私は気づいてしもうた。

私: 「お母さん、朝買ったあのチューブのチーズとハンドソープさぁ、どこ入れた?」

母: 「え?この中よ。」 (腕にかかってる手荷物を指差す。)

・・・・・脱力。

やっぱ手荷物にいれてるウウウウウ!!!!泣泣泣

ってことで、ダメモトで空港職員に、

「あのう、このハンドソープもチーズも開封してないんですけど、それでも手荷物で持ち込めないのでしょうかねえ?」とヘラヘラ聞いてみると、「ダメですっ!」とのお言葉。

ちなみにチェックインした窓口のおばさんにも、「いま預けた荷物に入れ忘れたものがあるんですけど、もう一度もらえませんか?」と聞いたけど、「もう遅いですっ!」とのお言葉。

でも、母がチーズはともかく、ハンドソープはどうしても持ち帰りたいっていうものだから、100cc以下ならいいのだろうと、バーガーキングでお茶をしたついでにその空カップにハンドソープをチウウウウウウウと搾り出して、150cc入りのハンドソープを50ccくらいまでに減らし、手荷物として持たせることにした。母はそのボトルが欲しかっただけで、あとで日本で適当に別のハンドソープ詰め替えるって言うからさ。

で、チーズは私がいただき、とうとう荷物検査をするところの前にある関門(?)へ。

そこで、私が職員に「この石鹸、50ccくらいしか入ってないんで、持って入ってもいいんですよね?」と聞くと、「ダメ」と容赦ないお答え。

私、ウカツだったんだけど、その容器に表示されてる内容量が100cc超えてたら、いくら中身が軽くてもダメなんだってねー!!!知ってた?!

だから、そのハンドソープは、あんな努力したにもかかわらずあっけなく没収。

チーーーーーーーーーーーーン。

そのハンドソープの一件で、別れを惜しむ暇もなく、あっけなく母と友は搭乗客しか入れない荷物検査のほうに吸い込まれていったのでありました。。。


私はバイバーイと遠くから手をふることしかできなかったっ!!!

手元にはチーズとハンドソープ。

「わざわざスウェーデンまで来てくれてありがとう、気をつけて日本まで帰ってね」なんてことも言えず、あっけない別れであった・・・。

それにしても、塗るチーズとハンドソープ(総額1000円くらい)にどれほどの労力つぎこんだんだよ・・・(心の声)。


つづく

あ、ちなみに今回の写真はみんなよく利用するコペンハーゲン・カストルップ空港の写真であります。私がいままで行った中では文句なくいちばん素敵だと思う、かつ機能的な空港であります。

レゴのおもちゃがあるところがさすがデンマーク。(レゴがうまれたところ!)