2/12/2007

前代未聞なこと尽くしアビスコの旅 <かっこいい北のお友だち編>

とうとうこの時がきた!!

待ってましたー!!待ってましたー!!

素敵な犬ぞり戦士たちとの感動のご対面です!!

ユースから歩いて10分ほどのところに、彼らは住んでいました。

全部で50頭いるらしい。

近づくだけで、犬くささとオチッチのにおいと、犬の鳴き声が。

私の友だちはよく知ってると思うけど、私は犬を見るだけで自動的に赤ちゃん言葉スイッチがONに切り替わり、犬の言葉読み取りモードもONに切りかわります。(読み取れてると思ってるだけだけど、けっこう当たってると思うんだよね。)

逞しいハスキーのあんちゃん。ちょっとボスっぽい貫禄。

「お!お客さんかな?まず俺に挨拶していけよ」

はい。入り口でまずあんちゃんにご挨拶です。

私:「ちゃむいけど(寒いけど)、おちごとがんばってるんでちゅねー(お仕事がんばっているんですね)」と、誰もいないことをいいことに人目もはばからず、普通ボリュームの声で、しかも日本語で話しかける私。

かわいらしいハスキーのお嬢さんもいました。

「おきゃくさん・・・かしら?」

私:「こんにちはー!かこいいでちゅねー(かっこいいですね)」と、ひたすら声をかけてまわる。

←この子は特に人に触られるのに飢えているのか、ひたすら檻ごしに身体をおしつけてきて、なでると目をウットリと閉じるのが印象的だったなぁ・・・。片目は見えないらしいです・・・泣。

みんなフレンドリーで、吠えるものの、檻の真ん前までいくとシッポぶんぶん振りながら近づいてくるのが・、

ももももも萌え~~~・・・・・

「あなた だあれ?どこからきたの?」

はい、はーい!にほんじんですよー!でもスウェーデンのみなみにすんでますけどねー!(誰もそこまで聞いちゃいない。)はるばるきましたよー!

なんせ待望のご対面なだけに、テンションあがりっぱなし。

しかしここ、マイナス15°くらい。満タンだったデジカメの電池はこの4枚でご臨終でした。

信じられないことに、犬小屋はみんな雪の上に建ってるんだけど、小屋の中で寝てる子もいれば、なんと雪の上で丸くなって寝ている子まで。

考えただけでこっちが凍え死ぬよ・・・。

しかも、1日に1回、600ccしかごはんをもらわないんだって。しかも、いつも同じ、固いドックフード。

そこで私は思い出した。

この実家の我が家の坊やたち。

なんですか!!!ストーブの真ん前に!!!怒

しかもその暖かそうなマット!!!

しかもしかも、ごはんにササミを茹でたのとか混ぜないと食いつきが悪い!!!

あぁ・・・北のお友だち・・・世の中にはこんな犬もいます・・・。本当にごめんなさい・・・。
このような事実を北のお友だちに突きつけるのはあまりにシビアなので、こういう甘やかされた犬がいるということは秘密にしておいたけど・・・

やっぱ恥ずかしかったなぁ~~・・。

犬ぞりは次の日!ってことで、

「あちた、たのちみにちてましゅからね~(明日、楽しみにしてますからね)、よろちくね~(よろしくね)」とワンコたちに声をかけ、その場を後にしました。

そして、その日はアビスコ・オストラをうろついてみることにしたのでした。なんせ午後2時過ぎには日がしずむので、さっさと用事(ユースでは自炊なので、ちょっとした食べ物を買わないといけなかったのです。)をすませないと、後は暗闇なのでね・・・。

つづく

2 kommentarer:

Anonym sa...

ワンコに萌えまくるACOが目に浮かぶ…
赤ちゃん言葉も日本語だったら誰にもわかんないからいっか。(いいのか?!)

それにしてもスウェのハスキー軍団とACO家のBoysの環境の差は!!(;´∀`)
雪の上でお昼寝?!寒いっす!!!
でも日本の北国のワンコたちもそんななのかな??
お宅のBoys兄なんてガスストーブの温風出るとこに鼻くっつけて寝てたしね…
アレもある意味すごいけど。

Aco sa...

みさ>
やっほっほ。
もー、誰もいないのをいいことに、地声で赤ちゃん言葉オンパレードだったよ。きっとこの愛、彼らにも言葉の壁を越えて伝わった・・・はず・・・。

北海道の外犬たちの生活を今度旦那さんに問い詰めてみてもらえます?もう・・雪の上で寝るなんて見てるだけでおばちゃん、悲しくて悲しくて・・・。

うちのBoysの兄のことをよく覚えてるわね。そうそう、鼻が温風でカピカピになってたもんよ。しかも彼ら、最近ではストーブの電源いれるピッって音がしただけでストーブの前に2匹で大集合するらしいからね。これはこれですごい技術かもしれません。