11/05/2005

CAUTION!!

このオジサンは誰なのか。

無事タイに到着し、何事もなく荷物も受け取り、出国もスンナリ。でも、いきなり問題勃発。出発前に、ガイドブックを読んだり、タイ関係のサイトを調べたり、タイに住む友人の話を聞いた結果、空港からホテルに向かうまでの注意点や情報にはこんなものがありました。

●リムジンタクシーは快適だが値段が高い(実際空港で聞いたら、700B、値切っても500B が限度だと言われた)  
●タクシーに乗る場合は、空港の外にあるタクシースタンドで、ちゃんとしたタクシーを呼んでもらうこと(流しのタクシーとかじゃなくてね。)  
●タクシースタンドでは、ハガキがもらえて、もし気にくわない運転手だったらそのハガキに書いて投函して、タクシー会社に報告することができる。なので、ハガキは必ずもらうこと  
●なかにはメーターを動かさない運転手がいるが、必ずメーターを動かしてもらうこと 
●なかには有料の高速道路を使いたがる運転手がいるが、ホテルのいちばん多いエリアまでは下で行っても十分なので、「下で行ってください」と伝えること  
●空港から私の予約したホテルまでは下を使って大体200B (バーツ)で行けること (ガイドブックにも、空港からホテル街までは200~250Bと書いてあった。)

色々考えて、タクシーに乗るのはリスキーだなぁ…と思ったので、エアポートバスに乗ろうと決めていました。でも…全然見つからず、先にタクシースタンドとそれに並ぶ人々が見えたので、タクシーにしちゃったのでした。並んで、やがて自分の番。スタンドのオジサンに、「何人?」と聞かれ、「私1人です」と答える。そしたら、そのカウンターのオジサンが、遠くにいた運転手のオジサンをオ~イと呼んだ。来たのは、たくさんあるタクシーの中でもひときわオンボロなタクシー。ミラーは割れてるし、座席も穴だらけだし、暑いのにエアコンも壊れていた。でも、「(ま、こんなもんなんだろな)」と思って、乗り込む。ここから、私と運転手のオジサンの会話です。(英語で話してたんだけど、オジサンはあまり英語ができない模様だったので、ジェスチャーと筆談を交えての会話でした)

私:「あのハガキ、私にも下さい」
運:「ああ、あんなのいーのいーの!!」(と、手をブンブン振って拒否。そして、すでに走り出す。)
私:「・・・(いきなりきたよ……汗。げ!!しかもメーター入れてない!!)ちょっと!メーターいれて!!」
運:「いーのいーのっ!!!」(ちょっとキレ気味。そして、いきなり高速のほうへ走っていく)
私:「(なんなんだよーーー!!!)メーター入れてください!あと、高速使わないで下走って!!」
運:「コレ(高速)使わないと遅ーーいからね」
私:「早くソレ(メーター)入れて!高速使うのはそっちの勝手だけど、私は250B 以上はぜーったい払いませんからねっ!」(こっちもキレぎみな演技で。)
運:「250?!そんなのムリムリ!アンタのホテルまでは600Bはスルネ!」そして、運転しながら後ろを向き、私のほうにツバをビュンビュン飛ばしながらカタコトの日本語で、「アンタ、ココ(頭指差して…)オカシイ!キチガイ、アンタ、キチガイ!」

・・・・・・と言ってきたじゃあ~りませんか!なぜかそこだけ日本語知ってるの。そして、すでに高速の料金所へ到着。

運:「250しか払わない気だったら、アンタがここで高速の料金払え」
私:「そっちが勝手にきたんでしょ。イヤです!こんなタクシーに600B 払うんだったら、キレイなリムジンにしてましたよー!」
そして、ガイドブックの、「相場は200~250B です。」と書いてある部分をオジサンにつきつけた。そしたらオジサンは一瞬「(ヤバ…)」という顔になってた。フンっ! 甘くみるなよーーーだ。

そして、オジサンはブツクサ言いながら料金を払っていました。私は、もう、次々と襲いかかってくる、事前に聞いていた注意点が全て当てはまっちゃってることに、頭がガンガン痛くなってきていました。オジサンは文句タラタラ。私は「(ちゃんと連れて行ってくれますように…)」と願いながら、ボンヤリ窓から外を眺めていました。

そして、チャンスを見計らって後部座席からオジサンを隠し撮りしてやりました。それが今日の写真。 プププ。横顔しか写ってないけど、みなさん、このオジサンには注意ね!

結果としては、ちゃんとホテルに連れて行ってくれました。怒ってホテルに連れて行ってくれないかも…そうなったらどうしよう…という一抹の不安があったけど、無事連れて行ってくれたので、なんとなく感謝の気持ちが湧いちゃって、400Bあげちゃった。「釣りはいらないよっ!」ってね。テヘ。そしたらオジサン、ものすごい笑顔で「サンキューベリーマッチ!!ハブ ア ナイスデイ!」と晴れやかに叫んで去っていった。「(これだから日本人の女旅行者はやめられんわい)」と思われただろうなァ…。 アンタのせいでナイスデイになるはずが最初からサンザンでしたよ!

我ながらツメが甘かったなと思ったけど、600B 払うよりは200ういたし、言うべきことは言ったので、まぁいっかということにした。それにしても、今思うとタクシースタンドのオジサンもグルになって、いかにもタイ初心者な人を騙してるのでしょうね。 コワイコワイ。

ところが次の日、この話なんてまだまだ序の口な事件が勃発するのであった。それはまた今度~。

あーたくさん字を書いてたら左耳の奥がチリチリしてきたのでリーフィーでも食べて犬と戯れよっと。 サヨナラー!
                      




2 kommentarer:

Anonym sa...

タイオジサンコワイ。
私なら、(しゃべれないってのもあるけど)めんどくさくなって、払っちゃうだろうなぁ。(←ダメ人間ですわ~)
つうか、邦人女性一人旅って、やはりなめられるんだろうけど、このオジサンは、acoちゃんの恐ろしさを知らすぎます!

Aco sa...

どもども!そう、私も「(怖いし、めんどくさいから払っちゃおうかな…)」とも思ったんだけど、なんか初日の最初にしていきなりガイドブックでの注意点盛りだくさんだったから、「(ここで負けてはこの先どうなる!)」みたいな気になって、ついがんばっちゃいました。
私の恐ろしさって!フフフ。そうよ。甘く見ないでほしいわ!