11/24/2005

恐怖のトゥクトゥク物語・其の3

連れて行かれた店全部、怪しげな店ばかり。「サイズがあわなそうだから無理」とかなんとか、色々な言い訳をしてなんとか買わないで済んでいた。「ちょっと値段が高いから無理」というのは、「ジャア、イクラナラ カウ?!イクラ?イクラ?!」と、ものすごい反撃にあうので、「どのデザインも気に入らないから。この店に私の好きなデザインありません。」などとハッキリ言うのがいちばんじゃないかと感じました。

そんな中、その日2軒目の(偽)タイシルクの服屋に連れて行かれました。そこで、トゥクトゥク運転手が、
「ちょっとタバコ買ってくるから店で待ってて。」 と言って、外に出ていきました。

「(逃げるなら今だ!!)」なぜなら、窓のずっと向こうに、駅らしきもの(バンコクのBTSの駅は上のほうに設置されているのです)が見えたので、とにかくそこを目指せば電車に乗れると思ったんです。運転手の友だちらしき店長に、「外で待ちます。」と言って外にでて、私は最初はゆっくり、だんだんと速く歩き始めました。「(よっしゃ!逃げられる!)」

角を曲がったその時!!!

ちょうど、角にあったコンビ二から出てきた運転手と鉢合わせ!!!!この瞬間に、寿命が23日くらいは縮んだと思う。。。(短い?)

運:「ヘーイ!どうしたの!待っててって言ったじゃない」
と…顔は笑ってるけど目は怖かった。。。
私:「エヘヘヘ~遅いから、探しに来ちゃった~。でも私、もうそろそろ帰ろっかな~。」と、ひたすらヘラヘラ。
運:「OK、もうお店には連れて行かないよ。これからご飯を食べに連れて行ってあげる」

と…。そして、私の頭の中では「(ご飯→毒を盛られる→意識失う→なにか恐ろしいことがおこる)という構図が一瞬にしてできた。でも、何も言う間を与えられず、手をひっぱられて、また車に乗せられた。車内では、タイ語の一昔前のディスコミュージックみたいなのが大音量でガンガンかかってた。その時私は、いいアイデアを思いついた。

私:「今日はあちこち連れて行ってくれてありがとう!タイの思い出になりました。記念にあなたの写真を撮らせてください!」
と言って、写真を撮ったのです!顔写真を手に入れてやったぞー!

そして、せめてどこかの室内で2人で食べるのは避けたいと思って、「屋台で食べたいな!」と言ってみたら、屋台で買って、外の椅子に座って食べることになりました。 車内で、私がソムタム(青いパパイヤを細く切った料理。今日の画像です)が気に入ったと話したことを覚えていたのか、ソムタムや焼いた鳥などを買ってくれました。その間もずーーーっと、なにか混入しないか見張っていた私。

私:(これで、もう完結させたいという願いをこめて、)「今日はあちこち案内してくれてありがとうございました。もうそろそろホテルに帰らないと、みんな心配するから。(誰も待ってはいなかったけど。)本当に、もう帰らないと。」
運:「今晩なにするの?明日はなにするの?あさっては?毎日案内してあげたい」と…。
私:「せっかくだけど、今回は大丈夫。でも、今度タイにもし来ることがあったらヨロシクっ!今日はもう帰らしてね!」(身を守るためですバイ…)
運:「まだ明るいじゃない、もっと連れていきたいところあるんだけど。」

と、まあ、なかなか離してくれない。
一つの食事を彼と2人でつつくのも非常に抵抗があったんだけど、なんとかやりました…。

彼は、運転してるくせにビールを2本持ってきて、そして、2本ともがぶ飲み。そこで私はちょっとキレた。
私:「運転してるのに、なんで飲んでるの?!私はぜーーーったい酒飲んでる人の車には乗りませんっ!!(怒)」
運:「だいじょうぶだいじょうぶ、オレにとってはビールなんて水と同じだから。」

でも私がかなり強く反抗したので、とうとう彼は折れました!!!!!!そして、開放してくれたのです!!!!

☆勝利☆

でも、まだ先が。

つづく

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