11/22/2005

恐怖のトゥクトゥク物語・其の2

車に乗って走り出したとき、「(このままどこかに連れ去られても、誰にも気づかれないんだな…)」という考えで頭がいっぱいでした。でも、「どこに連れて行くのよ!うそつき!」と、ギャーギャー言うような、タクシードライバーの時の作戦(11月5日のBlog参照)ではなく、平静を装って、とにかくフレンドリーにいこうという作戦にしました。ニコニコして、

私:「案内してくれるなんてあなたは親切ですねー!タイの人っていい人が多いんですねー!(あなたはそれを裏切らないわよね、という響きを込めながら。)でも、せっかくだけど、私、もう少ししたらホテルに戻らないといけないんですぅ~」

と、言ってみました。特に予定はなかったんだけど。そしたら、気にとめる様子もなく、

運:「ボク、日本の女の子大好きなんだ。タイの子よりキレイキレイね(ここだけ日本語。)~」(と言って、髪の毛を撫でてきた。ゾゾゾ…)
私:「タイの女の子、かわいいじゃないですかー!」
運:「ボーイフレンドいるの?」
私:(家の犬がボーイフレンドだってことにして、)「います!私の帰りを今か今かと待っているんですよー!」
運:「じゃあ、ボクはキミの、タイのボーイフレンドになりたい!」
私:「せっかくだけど、日本にいるボーイフレンドを愛してますので!」(キッパリ)
運:「…あのね、タイはマッサージが有名なんだよ。ボクがマッサージしてあげる」(と言って、首に触ってきた!今思い出してもゾッとする…)
私:「へーー!でも、さっきやってきたばかりなんで、せっかくだけど遠慮しときますー!」

等等・・・・・・・・・とにかく、ハイテンションで、セクハラ上司を笑顔で追い払う女子社員のようなテク(そんなテク、使ったことないけどね。)を使って会話は続いていきました。その間も、車は走る。私は窓から外を見て、なにか目印がないか必死で探してました。

運:「そんな心配しなくたっていいよ~ ボクはキミにいいことしてあげたいだけなんだから。今から、ディスカウントの宝石屋に連れて行ってあげる。」
私:「あ、でも今お金ないからいいですよぉ~」

と言ってるのに、彼は結局、怪しい宝石屋やタイシルクの店(粗悪品ばかり。)、土産物屋へと私を連れて行きました。これもガイドブックで読んでいたことですが、向こうではトゥクトゥクの運転手がムリヤリ知人の店などに連れて行って、買わせたりするらしいです。気に入らないものしかないときは、決して買ってはいけません!

長くなりすぎるので、次回ということで・・・。

今日の画像は、このトゥクトゥクドライバーに会う前に1人で歩いてるときに撮ったもの。この露天街を歩いていた直後に遭遇してしまったのさ。

つづく





2 kommentarer:

Anonym sa...

ますますコワイ。胸が“トゥクトゥク”します。

Aco sa...

islandさん>
なんか最近ギャグさえてない?どうしちゃったの?!て言うか、実はあまり怖がってないでしょ!!

nothingくん>
みんなギャグが冴えてるなあ。今日、がんばって完結させたよ!長々しくなってしまったけど。。。変タイ人の写真あるよー。でも、ここで公開するのは気がひけるので、今度個人的に送りますわ!