11/15/2005

タイマッサージ体験

私は仕事柄、立ち仕事や前かがみの体勢が多く、肩こりや腰痛に悩まされていたので、「タイで本場のタイマッサージを体験してスッキリした~い!」という希望を持っていました。そこでタイ2日目にマッサージを体験しに行くことにしたのです。

数あるマッサージ店の中から選んだのは「カノクウェート・マッサージ院」。ここのマッサージ師さんたちは皆、社会的な自立を目指してマッサージの訓練を受けた視覚障害者の方たちです。つまり、目の見えないマッサージ師さんだけが働いているのです。お値段は、マッサージ店の中ではお手ごろです。(全身2時間300バーツ。その時のレートで約900円。安!)

BTSのエカマイ駅から徒歩で約10分くらいだったかな。ちょっと迷いながらなんとか到着。「サワディーカー!(こんにちは!)」と言いながら元気よくドアを開けたのですが、中の店員さんたちには私が日本人だと分かったようです。ナゼ??日本人ぽい発音とかあるのかな。「コチラドウゾ」と日本語で案内される。椅子に腰掛けると、Fugeesのローリン・ヒルをタイ人にして、もっとスキッ歯にしたような雰囲気の、かわいらしい女性の店員さんが手探りで靴と靴下を脱がせて、足を洗ってくれた。そして、マッサージを受ける部屋に案内される。すでに3人くらいの男性のマッサージ師さんたちが、それぞれ女性のお客さんをマッサージしている。すると、ローリンが「コレニ キガエテクダサーイ。シタギモ トッテ クダサーイ」と言って、簡単な旅館の浴衣のようなものを手渡されました。

(こ、ココで?!)と一瞬パニックになる。だって、だって、男の人いるし!ほかのお客さんもいるし!でも、ローリンは言い残したままどこかに行ってしまったので、男の人は全員視覚障害者だと自分に言い聞かせて、その場で着替えました…。

そして、ローリンが戻ってきて、彼女がマッサージをしてくれることになりました。はっきり言って、気持ちいいというよりは「イ…イタタタタ…」ってかんじ。かなり痛かったです。Fugeesの名曲、"No Woman, No Cry"じゃないけど、わたしゃ痛くて涙が滲んできましたよ、ローリン。私は、かなりこっていたようで、ローリンに何回も深々とため息つかれちゃいました…汗。どうやって2時間測るのかと思ったら、喋る時計を持っていました。ボタン押すと「ピ~ン!テン ォ クロック エーエム!」ってかんじで喋るやつ。1時間半を過ぎたくらいからローリンは頻繁にその時計をかき鳴らしてました。

2時間がたち、私の身体も痛いながらもなんかスッキリ?になりました。また、面前で着替えさせられ、お会計。300バーツとチップ50バーツをまとめてローリンの手に握らせたんだけど、全然確認しないで嬉しそうに「コップンカー」(ありがとう)と言われ、ドアまで送ってくれました。お札が見えなくても、ちゃんと正確に支払われているか分かるのかな?これまたナゾでした。

今日の写真は、タイのバンコクでよく見られる風景。やけに近代的な高層ビルと、廃墟と化したビルと、小さくて古い長屋風の家々(写真右下の繋がっている屋根部分)が混在しているのです。

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