4/30/2006

チェコの旅<間違えちゃった編・その2>

降りたった場所はなんとも寂しい場所だった。

バス停(写真)からしてなんか“カワイイ街”とはほど遠いかんじ。地図をチェックしてみるも、明らかになんか違う。


地図がかなりアバウトだったこともあり、かすかな期待と共に、とにかく歩いてみることに。

いや、それにしてもなんか違う。

殺伐とした、閑散とした、ってそういう表現がピッタリくるかんじ。

窓ガラスが割れまくり、車はヘコみ、家のドアは外れてるのに修理をしようという意思が微塵も感じられない。

有刺鉄線、煤けた臭い、灰色のコンクリートの部屋。

まるで、「シンドラーのリスト」、「戦場のピアニスト」、「ライフ・イズ・ビューティフル」系の、戦争の時代の悲しい映画のシーンが頭をどんどんよぎるかんじ。実際、影響受けやすい私は頭の中で「シンドラーのリスト」のテーマ曲がよぎりまくり。

過去にこの町でなにか悲しい出来事があったのだどうということは容易に想像できた。

私たちがようやく「・・・ここ、テルチじゃないよね・・・」と気づくまでに何分かかったであろうか・・・。

そこで見つけた看板。
“Terezin”

そう、その街の名前はテルチ(Terc)ではなく「テレジーン」(Terezin。発音はほぼ「テルジ」)だったのであった。

チャンチャン

つづく

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