5/23/2007

ラヴリ~イギリスの旅<4日目湖水地方編>

すいません、なんか間があいてしまいました。

最近、宿題その他諸々でやけに忙しいです。それにしても、いま夜の10時なのに外がまだ明るい。そしてまだ鳥がさえずっている・・・。冬は夕方4時には暗くなっていたことを考えるとすごい差。

さて、またぼちぼち思い出しながらイギリスの旅つづってみます。

4日目は待ちに待った湖水地方(Lake District)の日!そう、ピーターラビットの作者のBeatrix Potter(ビアトリス・ポター)が半生を過ごした場所で、彼女の作品のファンとしては楽しみだったのです!

まずWindermereという湖畔の超かわいらしい街(いや、ほんとに超をつけて過言でないほどステキでした。)からフェリーに乗ってAmblesideという街に渡る。

この日はあいにく曇りで肌寒い。でも、なんかこの曇り空がなんかイギリス感かもしだしてるっていうか、石やレンガ造りの建物にマッチしているような気もします。

フェリーで風をうけながらみんなでコーヒーブレイク。

いやー、好きっす、湖。海もいいけど、この”静かな湖畔”という雰囲気に弱い。水面が静かな感じ。

そこらじゅうに白鳥がいる。

もう、かなり人になれてて鳩みたいに近距離に近寄ってくる。

白鳥を見ると志村けんさんを思い出してしまう私はムード台無しの大バカ者です・・・恥。

グレーの白鳥の赤ちゃんもたくさんいて、めっちゃ可愛かった。白鳥は赤ちゃんのときグレーで大人になって白くなって、アザラシは赤ちゃんのとき白くて大人になってグレーになる。不思議。

そしてAmblesideに到着。

ううう・・・ここももうシャッター押す指がとまらないほどいい雰囲気の街だった・・・。スウェーデンのイメージが”シンプルモダン”だとしたらイギリスのカントリーサイドは確実に”クラシカルエレガント”ですな。勝手に言ってみただけだけど。ピーターラビットにローラ・アシュレーにウェッジウッド。そういうものが生まれそうな独特の空気がある。

たった2時間の自由行動時間をもらう。スウェーデン組のセシリアと一緒に行動したんだけど、即「服が見たい」と服屋に・・・しかもアウトドア系で、ノースフェイスとかパタゴニアとかそういうのばかり扱ってるところ。「(どうしてここまで来て短時間の自由時間に服見ないといけないんだよー!)」とかなり焦る。ううう・・・ということで、服を見たい彼女と別行動にして、私はお茶できるカフェを探して30分後に落ち合う約束をしてわかれる。

短時間だとやはり個人行動いいね・・・。

たまたま入った本屋さんでピーターラビット全集見つける!しかも何話も入ってるのに1000円以下でハードカバー!

小さいときのことを思い出して、懐かしさのあまり即買い。

ピーターラビットに子猫のトムにベンジャミンバニーにジンジャーとピクルス屋のお話などなど・・・いっきに6歳くらいのころにフラッシュバック!小さいときうちにかなり揃ってたはずなんだけど、あれはどこにいったんだろう?「ヒゲのサムエルのおはなし」はいじわるなネズミが出てきて子供ながらに大嫌いだったのでその話が入ってる全集ははずした。

「こねこのトム」がかなりお気に入りだ。

大人になった今改めて読むと、話のなかのユーモア、絵の上品さやかわいらしさに改めて気づいて、またファンになりました。まさに珠玉の作品集です。

そして!散策してたらとてもとてもとてもステキなオープンエアのカフェを発見!!!

あわててセシリアを呼びに行く。そしたらその道中、1人で歩いてる先生のマリーと合流。マリーも時には1人で街を感じながら歩きたいから1人になってたんだって。その気持ち、かなりよくわかる。1人で外国の街を散策すると、誰かといると気づかないことに色々気づくし、街の人と会話するチャンスもあるし。もちろん友だちと歩くのも楽しいけど、時には1人もいい。

もう、ほんと一目惚れ。ここしかない!!!と即決。

まさに花園。

咲き乱れる花々に流れる小川。(この右手に小川が流れているのです。)

メニューを見て、これまたイギリスに来たらぜったい試したかったアフタヌーンティー(ここでは”クリームティーというらしい)に即決!

憧れの本場スコーーーーン!!!

友だちに、イギリスで食べるスコーンについてる、スコーン専用のクロテッドクリームってクリームが絶品だと聞いてたので、まよわず”クロテッドクリーム&ジャム”のセット。

ああ・・・柄にもなく、優雅な時間が流れる・・・ウフ。

クリームはかなり濃い生クリームというか薄めのバターというか、そんなかんじでした。美味。

そしてまたバスの時間を気にしつつ慌ててバスに戻る・・・。

そして、今度はGrasmereという場所に移動し、Dove Cottageに行く。ここは詩人のWilliam Wordsworthの家兼、美術館がある。

これがそのお家でございます。

もう、あまりに素敵とかかわいいとか美味しいとかそういう言葉を使いすぎて、安っぽくなってきてしまっているので自粛。

まぁ、とにかくこの一帯は湖に丘に山に森、広い草原ではたくさんの羊が草をはみ、赤ちゃん羊が丸くなって寝てたり、お乳を飲んでたり。そのわきをアヒルがとおりすぎ、白鳥が泳ぐ・・・そんなピースフルな景色が広がっているのです。涙がでそうになるほどピースフル。はやく世界全体がこんな景色になって欲しいです・・・。 ピーターラビットみたいな話が生まれるのが納得。動物が本当に自由に活き活き生きてて、今にもしゃべりだしそうなんだもん。

グループのかっこつけてるっていうか、ほとんど写真撮らない男たちもバシバシ撮ってたので、やはりみんな心和む自然に惹かれるというのは当然ですな。。。

この後はソフトクリーム食べながら湖畔を散策し、その後はまたバスに乗ってレストランでいつものごとくビールとご飯を楽しみました。

ホテルに戻ってからはみんなでアイリッシュパブに行きました。スペインのイェマがシャキーラになりきって踊りまくってたのが楽しかった。

以上。

熱い出だしのわりに、淡白すぎる終わりかただな、今回の日記。

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