1/25/2008

母&友 スウェーデンの旅<10・怪しいダフ屋もどき編>

あれよあれよという間に母と友人とお別れした後、(いつもお別れのあとはそうなんだけど、)ガラにもなくおセンチな気分になってしまうわたくし。

ベソベソとした思いを抱きつつ、ある計画を実施。

ま、スウェーデン南部・デンマーク方面に旅行しないかぎりどうでもいい情報なんですけど、切符の中に、”Öresund rundt"(http://www.skanetrafiken.se/templates/InformationPage.aspx?id=2989&epslanguage=SV)ってのがあるんですよ。

これは、スウェーデン南部とデンマークの一部のどこでも乗り降りし放題で2日間使えて199SEK(約3300円)というなかなかお得な切符なんです。

で、この母たちが旅立つ日と、その前日もあえてデンマーク観光に組み合わせて、この切符を購入していたわけです。

そして、この日に母たちが発った後、まだその日1日使える切符が2枚。

これを破格で、これからデンマークの空港からスウェーデンに電車で行く人たちに売ってみようかと狙ったわけです。(なんせ貧乏なもんで。。。)

今、コペンの空港からスウェーデンまでいくらだったかど忘れしたんですけど、とにかくそれの半額くらいの値段を設定。スウェーデンに向かう切符を買おうとしている人たちに怪しくサササと近寄って行っては、

「どちらまで~?スウェーデン?この切符いりませんか~、安いですよ~」

なんて、恥を掻き捨てて、勇気を奮い立たせて聞いた数、たぶん10人くらい。

しかし・・・みんな断りやがったぁぁぁぁ(言葉遣い汚くてすいません。)!!!

どの人もみんな旅行帰りだったんだけど、「いやぁ、いまスウェーデンの現金持ってなくてね~、カードで買わないといけないんだよ~」って人が大半!あとは、会社の金で出るから領収書必要だから買えないって人がチラホラ。

こんなにお得だっていうのに!!!!

挙句の果てに、一人の褐色の肌のお兄さんに、「何この切符、怪しいね~、はははは」と笑われ、切符をつき返された時に私は悟った。

「(ここまで自尊心を傷つけてまで売る必要はないのである!)」と。

というわけで、そこでダフ屋(とは言わないだろうけど。)行為終了。

潔くやめてやりました。(当然。)

ちなみに、最初の写真2枚はコペンハーゲン中央駅です。(ちなみに、1枚目の恰幅のいい奥様は母ではありません。)

そして、その足でやり残したことのために一路コペンハーゲンのシティに向かう。

今回来てくれた友人はピアノの先生で、行きたがっていたMusikmuseet(音楽史博物館 http://www.natmus.dk/sw25193.asp)が、なんと行った日閉まってたんです。。。

その無念を晴らすために博物館へ向かう。ここ、1日に2時間しか開いてないやる気のない博物館なので注意。(入館料タダなのはいいんですけど、荷物を絶対ロッカーにいれないといけなくて、これに金とられます。ムーーー)

入り口は小さいのに、中はかなり奥が深かった!

かなりの量の楽器が展示されています。音楽好きさん必見です。

写真は、パンフレットの一面に載ってた珍しい楽器です。

行けなかった友人にその博物館からハガキを出し、自分の中でこの件の無念さを晴らした気分になる。

そして、一人、コペンの街をうろついてたら、母が気に入っていた大道芸人の白いお姉さん(8月22日の参照)が、他の大道芸人の芸を見てるところに遭遇!

ま、それだけなんですけどね。

そして、母と友人が去ってしまった悲しさと、ダフ屋になりきれなかった切なさを胸に、スウェーデンの家まで戻っていったわけでした。

これにて、ながなーーーがとひきずった母と友の旅行記、終了!

今後はまたボチボチと夏のスウェーデン情報でもお届けします。

ごきげんよう。

1 kommentar:

Anonym sa...

ダフ屋デビューおめでとう。
相変わらず(笑)の、その行動力には羨ましい限りです。